8月11日の事
上京、以前よりhaggy殿にお招き頂いていたので、新居へ訪問。
自宅を出発の際、ジローママさんが
J´・ω・) 折角なので、うちのお米持って行って差し上げなさい。
と、無茶振りをする。
あのさぁ、きょうび米袋かついで東海道を登る汽車に乗る人なんていませんよ?
戦後に闇米を地方に買い付けに行った人かよ。
J´・ω・) そう、それ。
どれだよ。
と、ブツブツ言いながら米袋かついで「新幹線のぞみ」に乗りました
古今東西米袋かついで新幹線に乗った人なんて
僕ちゃんくらいな物なのではないでしょうか?
そういった意味ではレアな体験をしたのかもしれない。
この季節、そんな戦後復興の苦しい体験は、
蝶よ花よと甘やかされて育った軟弱な自分が、
一度は通らなくてはならなかった道なのかもしれない。
まぁ、実際は座席でビール飲みながら棚に荷物置いているだけなので
全然楽でしたがね。(アレだけ言っておいてこのざま
そんないきさつがあった事を
haggy殿に話すと笑ってくれたのでそれでよしとする。
新居においてはhaggy殿の御内儀がピザを作って下さって、
特にシラスのピザがめっぽう旨かった。ビールが止らなかった。
ご内儀は湘南、鎌倉の方なのです。シラスが美味いのです。
御息女も大きくなられ、去年会った時よりも、言動がしっかりしていました。
そして、既にタブレットをサクサク使いこなしておる・・・・
あぁ、これをニュータイプと言うのだなと、
ネクストジェネレーションなのだと
重力に魂を引かれていないとはこの事だと、
子供達は未来を予感させてくれるなと、
ほっこりしながらお互いスマートフォンで写真のとりっこをした。
この日が、いつか彼女のよき思い出の一つになったら、おじさんは嬉しい。
その後、夕餉に鰻の食べたかった自分は、
と、言うより上京時恒例となっている自分はhaggy殿を神田まで拉致する。
当然だが、鰻重にはそれぞれランクという物がある。
白いご飯の覗く寂しい鰻重、
白いご飯が見えない鰻がお重いっぱいの鰻重。
諸君、ここで私が白いご飯の覗く鰻重を注文したとしよう。
すると世間はこういうのである「伊予の男はけちんぼだ」
私一人の誤った決断が、伊予の男全員の評価を下げるのである。
伊予の男が行く先々で「ケチんぼが来た、塩でもまいておけ。」と言われるのである。
そんな事させない!予州男の名を下げるわけにはいかない!
聞こえる、伊予からみんなの声が聞こえる・・・(幻聴
「俺達に恥をかかすな」と「お前の意思を貫き通せ」と

と、いう訳で鰻がお重の中に入りきらずに折れ曲がっています。
三十四年と言う自分が生きた年月の中で、
今日という日ほど自分が勇気を振り絞った日は無い。
今までの人生の中で、自分は初めて何かを成し遂げたのかもしれない。(安いな
皆、大丈夫だ、安心してくれ、
これで予州男が帝都において「ケチ」呼ばわりされる事はない。
むしろ、お酒に新香に肝焼き付けたから、
「予州男は流石の豪気者である」と、
世が世ならまさしく功名が辻と言う物である。(お手軽だな
そんなこんなで、去年、新橋で記憶を落っことしましたが、
今年は神田でほっぺたを落とす事に相成りました。
その後腹ごなしと酔い覚ましにhaggy殿と秋葉原をぶらぶら。
DTM中古機材等を色々試す。我々がバンドを組んでいた頃に比べ、
機材も洗練された事を感じたり、
今でも末広町で絵を売っている事に驚愕する。不思議だ。
明日へ続く。