
と、いう訳でやってまいりました宇和島。
電車の旅は良いな!伊達十万石。うまいうますぎる←違う
「有言不実行」が常のシノハラさんですが、どうですか、
遊ぶ事に関しては有言実行!フーカックイイー!!(莫迦
仕事は不誠実!遊びは誠実がモットーです!!(悲惨だなぁ
ちなみに、この宇和島と言う地は
今で言うところの奥州、皆さんもご存知、
独眼竜「伊達政宗」の長男「秀宗」が整えた城下町です。
また、幕末においては四賢候に列せられる、宇和島藩第8代藩主「伊達宗城」を輩出し、
早いうちから洋学に目を向け、蛮社の獄から逃れた高野長英をかくまったり、
高杉晋作らと奇兵隊、その後東京招魂社設立に尽力する、
維新十傑に数えられる長州の大村益次郎も訪れて仕事をしています。
この辺り、司馬遼太郎「花神」を読むと面白いので是非。
そんな宇和島伊達家、
そして、藤堂高虎の縄張りによる「宇和島城」に僕ちゃん推参!
やーやーわれこそはー

お城に悪さをする悪い子は、
妖怪ジローシノハラが夜中にやってきて、
就寝中の悪い子のおでこにスポイトで水を垂らして行くよ。(すごく嫌だなぁ



苔むした、しっとりとした石垣。幽玄とはこの事でしょうねー。
伊予松山城とか、わりとカラっと渇いた石垣ですが、こう言うのも風情ですねぇ。
こういうのを侘びって言うのかなぁ。まさに、詩の世界に佇んでる僕ちゃん。
思わず「荒城の月」を口ずさみたくなりますね。

天守近くになると、堅牢な算木積み・・・これは後年積み直したのかな?

所々野良積みっぽかったり、途中から打込み接ぎっぽいのは、経年劣化とかの影響ですかね?
まぁ、伊予松山、丸亀城とは、また違った面白さがありますねー。
また、のぼりの山中には櫓跡も多く見られ、全てが残っていたとしたら、
それはとても堅牢なお城だっただろうなと、高虎好きなシノハラさん思いを馳せる。

諸君、刮目してみよ、コレが宇和島城天守である!
やっぱりアレですね、外様大名の天守は徳川に遠慮してかコンパクトよね。

とは言え、三層にバランスよく配置された破風と曲線は美しいですなぁ。

桜も満開、お城と桜は絵になるなぁ。

城下を見下ろすとこんな感じ。ぐぐーっと海が陸地に切り込んだ
所謂「リアス式海岸」なんですね、此処は。
で、昔はその地形を利用して、
西側はそのまま海面に接して、
もう半分は山をぐるりと海で囲んでお堀とした海城+平山城
という、珍しい造りだったわけですね、流石高虎。
ちょうど、今治城と伊予松山城を足して、ちょっとコンパクトに仕上げた感じ?

図で説明するとこう?わかりにくい?ごめんね?
と、そんなこんなでお城を後にし、
名勝「天赦園」と「伊達博物館」に行くシノハラさん。
申し訳ないですけれど、入館、入園料を取ってらっしゃる所は
写真撮影禁止ですし、写真とっても構いませんよと言う所も、
基本シノハラさん遠慮してますので、画像は無いですあしからず。
かわりにパンフレットを見て、存分に想像したまえ諸君!

シノハラさんは、えーもん沢山見ちゃった!羨ましいだろー!!
ちょうど博物館では「狩野派展」を開催していらっしゃって幸運ですた。
また、それとは別の常設物?で特に印象に残ったのは、
伊達村候公だったかな?の「脇差の拵え」がすごく面白かったです。
あんなの初めて見た、やっぱり「伊達」だけに洒落てんだなーって思いました。
後は、太閤秀吉公の肖像画も良かったですねー。
あれ、絵にある襖の後ろに太刀隠してあるのは何か意味あるのかなぁ?

博物館に「にゃんよ」いた、南予地方のゆるキャラなんよ。

そして宇和島市民からの信仰厚い「和霊神社」
ここはよくある八幡様や三島様等、神話時代の神様を祀っているのではなく、
比較的最近、と言っても江戸時代ですが、
宇和島の地に徳政を布いた伊達家家老「山家公頼」を祀った神社です。
うーん、シノハラさんも、頑張れば神社になれるかも知れない!(寝言
どうしよう、祀られたらどうしよう、
シノハラ神社、どんなご利益あるかなーウキウキ♪
神社になったら樽でお酒を奉納してもらえる!!ウキウキ♪
・・・え?さしずめ貧乏神とか疫病神の類がせいぜい?
・・・そうだね、そうかもしれない・・・
皆さん、シノハラさんをちゃんと優しく正しく祀らないと祟神となって
八時間耐久で愚痴を聞かせるぞー!!(性質悪ッ!!!
おらおら!もっと賽銭入れたらんかいおりゃー!(悪質極まる!!!
まぁ、この記事をご覧の皆さんは、
是非ひとかどの立派な人物となり、
神社に祀られる程の立派な人になってください。
シノハラさんみたいな人間になっちゃいけない!ストップ!シノハラ化!!

と、まぁ罰当たりな事ばっかり考えているシノハラさんですけれど、
ここ、和霊神社は母方の祖父がよく
「ジローを和霊さんのお祭り見物に連れて行ってやりたいなぁ。」
とよく言っていた場所でもあるんですね。
まぁ、あれよこれよとタイミングは合わず、
結局祖父と此処まで来る事は叶わなかったのですが、
ジローちゃんは大人になって、一人で此処まで来る事が出来たよおじーちゃん!!
大人になるって、ひとりで何でも出来るようになって楽しいね!!!
大人遠足楽しい!ヒャッハー!!ポンジュースブシャー!!!←パクリ
と、きっと草葉の陰で祖父も喜びの(!?!?)涙を流している事でしょう。
まぁ、それにしたって、
祖父には幼い頃アチコチ連れ回してもらったから
別にそんな感傷深い場所な訳ではありません。(台無し
ただ、よく城郭、神社、仏閣に連れて行ってもらっていたおかげか、
わりと歴史や神話、他に骨董品やら美術品、季節の遊び方面、
また、母方の祖母は和裁士でお茶やなんかもやっていて、
かび臭い道具の知識も有り、そういった話題も専門家ほどでは決してありませんが
豆知識程度に知る事ができました。素人にうぶ毛が生えた程度の知識で
間違っている事も多いでしょうけれどね。
んで、そういう余計な話題をよく知っているとアレです。
クラブやなんかの飲み屋のお姉さんにモテるよ。本当だよ。
でも、お姉たま達からモテたからって、
その後はその人次第だよ、どーなっても僕は知らないよ。
若い男が袱紗とか、しゅるしゅるやってるとロクデナシって言われるよ、気をつけてね。
あー言う気取ったのは好きじゃないな、うん。
電車に揺られながら、ビールに駅弁でゲップしてるくらいが僕ちゃん大好き!!(最低だなー
大人遠足最高ですな。

んで、これは初めて知りました。
和霊さんは、さかもっさんの家の守り神だったんですね、ほー。
何でも、才谷屋所有の山に、この和霊さんを勧請して祀ったそうです。
これはシノハラさんもよーく拝んでおこう。

そして、これが宇和島祭りで有名な「牛鬼(の頭」です!
おー、実物は初めて見た。意外と可愛いな。
お祭り当日は、5メートルほどの牛鬼の山車?が街を練り歩くそうです、
すごい迫力だろうなーこれはいちどは見てみたいよなー。
結構四国全体お祭りは派手ですよねー。
今回たまたま思い立って、お仕事ひと段落させて(ホントウデスヨ・・・?)
宇和島にやって来ましたが・・・これは・・・「また宇和島に来てね」って・・・
あぁ、牛鬼が語りかけるよ・・・宇和島闘牛も見てみたいよ・・・刻が見えるよ・・・(幻覚

と、そんな事を考えながら道後でダラダラ遊びながら帰ってきた。
お土産を広げていると母が
J´・ω・) あれ?「大番」は?
と、言う
(´・ω・) なにそれ?
と、吾輩
J´・ω・) あんたも抜けとるね、宇和島銘菓「大番」は有名じゃろがね。
・・・ジローちゃんショック・・・
まさに・・・
(G)ジローSHOCK!僕ちゃん可愛そう!
これは、また宇和島来て色々リベンジしなさい、って言う和霊さんのお告げだな。
しょんがねーなぁー、また宇和島行くかぁー(ニヤニヤ
そうなんですよ、今回お土産に酒瓶がない事に、気が付いたあなた暇人。
宇和島には「虎の尾」と言うお酒があるそうなんですが、なんと、
「売り切れ」何件かお店まわったけど
「売り切れ」なんか、焼酎は沢山あったんですけれどね・・・。
と、言うのも宇和島で造り酒屋さんは、もうそこ一軒だけらしいんですよね。
次は!次回は絶対に「虎の尾」を踏むんだ!
と、誓いを立てて大人遠足終了。