ハンニバルはアルプスを越え伝説となったが、我らは山に加えて海をも超えた。
よって我々の勝利だ!(????)
かちどきは南海第一楼「得月楼」であげられたのである。
刮目せよ、これが南海第一楼「得月楼」で饗される、
土佐の美味しい所全部乗せ「皿鉢料理」である。
旅に出る前日、母に
「あんた、得月楼とか総理大臣とかが行く所やがね、
せめて襟付きの服とか羽織ってかんと、つまみだされるんとちがうん?(生粋の松山弁」
なんて言われて少し怖気づいていましたが大丈夫でした。南国土佐は大らかなのだ。
総理大臣も、個人事業主も、酒の前では皆平等、自由民権なのだ。
しかし、食い道楽の放蕩家としても瀬戸内にその名をはせているシノハラさん、
結構土佐の美味しい物はだいたい腹に納めた事がある為に
「うんうん、流石は南海第一の皿鉢料理、豪快にて繊細、眼福で満腹とはこの事哉。結構結構」
とか知った顔して箸を進めていて、
ふと刺身のツマぐらいに思っていたトマトを食べるとほっぺが落っこちた。
なにあれ?あんなトマト食べた事なかった。
思えば、日高村のトマトが有名なのはよく知ってはいましたが、
道の駅とかで見かけても「ちょっと値段高いなぁ、まぁトマトだし・・・いっか」と
お土産候補から外していましたが、つまりそれがこれってコト?
・・・何と言うか、酒は勿論、カツオもウツボもウナギも海苔、文旦、鮎・・・
遍く土佐の美味しい物は堪能した気でいた・・・
まるで私、お釈迦様の手の上で威張っている斉天大聖・・・ヤダハズカシイ・・・
いままでまるで世界の果てまで見て来たように物を語っていた・・・
土佐にはまだまだ美味しい物が隠されていた・・・それは砂漠の井戸なのだ・・・
しかし、慢心からその砂漠の井戸を自ずとないがしろにしていたのだ、私は・・・
思えば、皿鉢料理とは地元の人間が美味しいぜーって言ってる物を、
一つの皿に全部無理やり乗っけた「ぼくのかんがえたさいきょうのメニュー」な訳ですから、
とりあえず高知の美味しい物一通り知りたい食べたいと思ったら、
アレコレ言葉で説明してもらうより、コレをドンって出してもらった方が勝手が早いわけですな。
そんなわけで、これからの季節、
鮎と併せてトマトを物色しに行く計画を立てようと心に誓うシノハラさんなのであった・・・
